ウクライナ支援プロジェクト断水用給水タンク「ホリフトウォーター」
ロシアからの侵攻が長期化する中、ウクライナでは破壊されたインフラの復旧が急務となっています。
日本政府は、東日本大震災からの復興の知見を活かし、ウクライナに対して日本ならではの復興支援を官民連携して貢献して行くと表明しました。
岸田総理が、日本の揺るぎない連帯と支援の一環として表明した、殺傷能力の無い装備品の支援のひとつに堀富商工の災害応急給水タンク「ホリフトウォーター」が指名され、2023年5月にウクライナに向けて出航しました。
商品名 | ホリフトウォーター |
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容量 | 1000ℓ |
重量 | 約58kg |
用途 | 飲料用(食品衛生法に適合) 生活用水用 |
サイズ(組み立て後) | |
W1,137× D1,137× H1,099mm | |
サイズ(収納時) | |
W1,137× D1,137× H230mm |
2023年8月31日日本水道新聞(画像掲載許可取得済み)
ホリフトウォーターとは?(福島テレビ防災大百科)
ホリフトウォーターは、堀富商工のラミネート製造部門である株式会社ウインテックスが福島県いわき市で、東日本大震災で被災、長期断水したことから生まれた製品です。
『包装物流容器メーカーとして我々にできることは何か?』と考え、開発した災害、断水発生時の給水を円滑にする応急給水タンクです。
被災の現場経験から、「頑丈な構造」「迅速に給水できる2つの蛇口」「いたずら防止用の南京錠」など安心して快適に使用できる工夫を細部にも盛り込んでいます。緊急時には、道具や人手が圧倒的に不足します。ホリフトウォーターは、道具を使用せず手作業のみで、女性2人で簡単に組み立てられる軽量設計が特徴です。実際に、多くの断水地域で活用されています。(使用事例:平成27年9月関東・東北豪雨、熊本地震、平成30年7月豪雨、令和元年東日本台風、熱海市伊豆山土砂災害、令和4年9月静岡県清水区断水など)
ウクライナは、チョルノービリ原発事故の経験があります。大震災や福島第一原発事故を乗り越えて事業を継続してきた堀富商工、ウインテックスとして、従業員全員でウクライナ国にエールを送り続けて行きたいと思います。
従業員一同、ウクライナに一刻も早く平和な日常が戻ることを心よりお祈り致します。